芸術の秋~学生もミュージカルへ行こう!~

芸術の秋と聞いて、最初に思い浮かぶものは何だろう。絵画、音楽、映画など、私たちが楽しむことのできる芸術は数多い。しかしミュージカルには高尚で敷居が高いイメージがあり、まだ行ったことがないという人も多いのではないだろうか。今回は、購入したものの行けなくなってしまった演劇やミュージカル、コンサートなどのチケットを定価以下でやり取りできるチケット救済掲示板、「おけぴ」の管理人である山野上寛さんに話を聞いた。

 

山野上さんによると、ミュージカルの魅力は、歌声、ダンス、音楽、衣装、美術、客席の一体感のすべてが組み合わさった舞台を生で味わえることだという。「生の舞台はテレビや映画と違い、生身の人間がその場で演じているため、息遣いや視線、汗、それら全てが本物です」と山野上さん。同じ脚本、同じ出演者でも、少しのタイミングの変化やセリフの抑揚、感情の盛り上がり、客席の反応、時にはハプニングなどによって、日ごとに違った感動が生まれるという。

出演者の数が多いミュージカルでは、大勢で踊る群舞や、舞台脇での小芝居も見逃せない。自分の好きなタイミングで好きな出演者を見られるのは、視線が固定されていないミュージカルだからこそできる楽しみ方だ。観劇上級者になると、他の人のオペラグラスの向きや上げ下げのタイミングだけで、その人が誰のファンなのかわかるというのだから面白い。

 

基本的に劇中の音楽はオーケストラやバンドが生演奏をしているということもあり、ミュージカルのチケットは少し高い。しかし、当日券や学割を利用すれば手軽に楽しめる公演も数多くある。

例えば、現在帝国劇場にて上演中の「マリー・アントワネット」は、当日学生割引を使えばS席は4500円引きの9000円、A席は半額以下の4000円でチケットが手に入る。また、新国立劇場では、舞台が一部見切れるZ席が公演当日に1500円で売り出される。

 

各劇場における学割一覧

 

ミュージカルに対し、「初心者でも楽しめるのだろうか」という心配は無用であるように思う。むしろ、非日常を体感したり新鮮な発見に驚いたりと、初心者ならではの楽しみもあるのではないだろうか。ぜひ学割や当日券を利用して、劇場に足を運んでみてほしい。

2018年11月24日